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ボツ案その1

2010.05.04 (Tue)
ボツ案その1。
やっぱり楽しい話を書くのは私には難しすぎた、というのがボツ理由。小説で笑わせるって難しいよね。今までそんなん書いたことないしね。

勢いだけで書いたので、地の文省略して脚本みたくなってます。ネタでキャラ崩壊してます。出来がよくないのは自分でも十分承知しているので、それでもよろしければどうぞ↓

その1 「似顔絵」

「えー、俺が王様になっておめでとう記念ってことで、今日は皆に俺の似顔絵を描いてもらいまーす」
満面の笑みのヴァイル。
えー、似顔絵ー? と愚痴る一同。その中でレハトとテエロのみ盛大に拍手する。
「……医士が絵なんか描けるのか?」 タナッセがテエロを睨む。
「呼んでないのに来ちゃったんだよ。医者先生、絵なんか描いたことあるの?」
「馬鹿言っちゃいけません。私は目をつぶっていても、ヴァイル様の顔を描くことができますよ」 
どん引く一同。
「まあ、いいや。はい、じゃあみんな描いて描いてー」
「……おい、その医士が邪魔でお前の顔が見えないではないか」
最前列のど真ん中を陣取るテエロに文句を言うタナッセ。ローニカに首根っこ掴まれて遠くの位置へ引きずられるテエロ。

「ヴァイル……」
「何? レハト」
「わ、私……。ヴァイルを見つめ続けるなんて、どきどきしちゃって、絵なんかとても描けない……」
「や、やだなあ、レハト。俺だってレハトに見つめ続けられるのどきどきするよ」
「ヴァイル……」
「レハト……」手を握り合って、見つめ合う二人。
「いいから早く椅子に座らんか」
タナッセが諌めるその後ろで、テエロが懐から吹き矢を取り出す。隣のローニカに頭を叩かれるテエロ。

「描けました」 モゼーラ挙手。
「どれどれ見せて見せて……うわあ」 一同、モゼーラの絵を覗き込む。うわあ、と皆も口にする。
「……斬新だね。芸術的というか」
「暗いなあ……全体的に」
「暗いと言うか、ほぼ黒ではないか」
「文官さん、俺になんか恨みでもあるの……?」
「えっ、別にそういう訳では……」

「できました、ヴァイル様。会心の出来です」テエロ挙手。
「あ、そこに置いといて。後で見るから」

「母上、調子はどうですか?」タナッセがリリアノに話しかける。
「うむ……。普段、見慣れているはずなのだが、いざ描いてみると難しいものだな。こう、ぬめっとした感じがなかなか出せぬ」
ぬめ……? ヴァイル、ぬめってないよね?とツッコみたくても言えない一同。
「背びれは……どこまでだったかな……」
ヴァイル、背びれないよね?もうそれ人ですらないよね?ああ、やっぱり魚描いてんだね、と思う一同。

「ヴァイル様、もう一枚描けました」テエロ挙手。
「うん。置いといて」

「神官さん……」
「……なに?」
「俺の顔を描いて欲しいんだけど……」
ルージョンの顔、というか自画像を描いているティントア。
「……駄目?」
「駄目っていうか、いや、無駄に上手いから別にもうそれでもいいや」

「ヴァイル様、もう一枚描け「私も描けました」テエロの声を遮るローニカ。
「……」テエロがローニカの絵を覗いて黙り込む。ローニカの絵の素晴らしい出来に怒りが沸き、ローニカの絵を取り上げて、乱暴に破り始めるテエロ。
「なっ……!!」
部屋の隅で、戦闘を始める二人。

「うっわー……タナッセ、俺の事こんな風に見えてるんだ……」
「うわー……」
「うわー……」
タナッセの絵を覗き込んで、あまりの酷さにどん引く一同。
「だ、だから私は絵など得意ではないと言ったではないか!!」
「ひどいなータナッセ……」
「ひどいですね」
「ひどいな」
「ないわー」
責められる一方で、レハトが一生懸命描いたへちゃむくれな絵に目が行くタナッセ。そして絵を見た瞬間に、ぷーくすくすと噴き出す。
「おい、見てみろ。こいつの方が私の絵よりよっぽど酷いぞ。なんだこれは。お前、これがヴァイルのつもりなのか?」
ぷるぷる震えながら目に涙を浮かべるレハト。そのうちに、ふええええん、と泣きだす。
「あー、泣かした」
「大人げないな、タナッセ」
「やっぱり、絵は性格が出るものなんですね……」
一同に責められるタナッセ。

「な、泣かないでレハト。全然酷くなんかないよ。上手だよ?」
「本当……?」
「本当だよ!! レハトの絵がこの中でいちばん上手だよ!!」
「嬉しい……!!」
固く抱き合う二人。

「この絵、額縁に入れて部屋に飾ろうよ。あのいつも絵描いてるおっさんの所にならきっと最高級の額縁があると思うんだ」
「えっ……でも、そんな額縁に入れるほどの絵じゃ……」
「そんなことないよ。俺への愛が溢れているのが、見ててすごくよくわかるよ」
「ヴァイル……」
見つめ合う二人。手を取り合って、部屋を出る。取り残される一同。


……らぶらぶな二人を書いてみたかったんだ……。でもできなかったんだ(泣)
ああ、皆さん、石を投げないで。




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